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昨晩のNYは下落、それを受けて本日の東京株式市場も大幅下落という流れとなっています。下記はSP500の日足チャートです。

直近の株式市場の下落は短期的なトレンド転換を示すサインがいくつか見受けられるため、今後の見通しと考え方についてコメントさせていただきます。

(出典:Yahoo! Finance)

株価の見通しを考えるうえで、着地点をどこにするかを明確にすることが重要です。

私の考える見通しは、短期的に(1-3月程度)下落局面を迎える可能性があり、それ以降は上昇トレンドに転じると考えています。

昨晩の下落はエヌビディアの決算が良好で寄り付き高く始まったものの、唐突なトランプ大統領の中国に対する追加関税発表により相場は力なく下落に転じたという流れです。実はSP500の75日移動平均が久しぶりに下落。相場変調の兆しは出ているかなといった印象です。

これを踏まえた投資行動として、短期投資と中長期投資では考え方が異なります。

短期的にはもう一段の下落の可能性があります。すべてを積極的に取りに行くのであれば、相場下落に備えたポートフォリオ形成が必要です。具体的にはベア型ETFの購入など。下落が落ち着いたサインが出たころに、ブル型のポートフォリオへ切り替えていくといった流れかと思います。

中長期投資においては追加投資の好機となります。これまで相場はずっと堅調に上昇してきており、押し目という押し目はあまりなかったと思います。ここ数か月が仕込みどころになりえるので、投資資金の準備をしましょう。買うなら安い時に買う、事前にご入金して機をうかがいましょう。追加投資が難しい場合は、しばらく弱い相場を見て我慢するという時期になるかもしれません。しかし長期トレンドは崩れておらず、いずれ上昇するタイミングが来るのを待ちましょう。

短期的に下落の可能性があるからと言っても、直ちにポジションを組みなおす必要はありません。「短期的に下落の可能性」というシナリオが外れることもありますし、そもそも長期分散投資に適したポートフォリオ、商品をご案内しています。止まない雨はない。強固なポートフォリオを組んで入れば、その強みを知ることになるでしょう。

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