いつもお世話になっております。
本日は、MMF残高(運用待機資金)のデータを共有いたします。
過剰流動性相場から株価がつり上げられているような状況ですが、実はMMF待機資金が過去最大に積み上げられている状況となっています。
下記はそのチャートです。(白:米MMF残高、黄:S&P 500、2005年から直近のチャート)
通常であれば株価下落時はMMF残高が積み上がり、その解消とともに株価反転上昇となりますが、(青丸、リーマンショック前後)
今回はMMF資金が積み上がりながら株価上昇をしています。(赤丸:コロナショック)
おそらく個人含めた一般投資家の買いはほとんど入っておらず
中央銀行による緩和マネーを経由した買いからの相場上昇となっているのではと考えられます。
この上昇が続くかどうかはわかりませんが
待機資金の積み上がり方をみると、相場下支えの弾は大量に控えていると考えられるため
下落のリスクは通常よりも少ないのではないでしょうか。
もちろん直近の急上昇は過熱と言わざるを得ませんし、大きな下落が起きる可能性は十分あります。
ただし需給面からみると、現在の上昇がバブルとは言えないですし、MMFが下支え要因となっていると言えます。
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