あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
午年ということで、午年の相場格言をご紹介します(騰落率は日経平均を参照)。結論として午年は十二支の中で唯一平均騰落率が最下位とされ、「午尻下がり」と呼ばれます。1990年のバブル崩壊(-38.7%)が大きく影響している面もありますが、前年までの「辰巳天井」という言葉もあり、こうした科学的根拠のないアノマリーも無視できません。とはいえ前回の午年2014年は+7.1%と上昇しており、あくまで格言として捉える必要があります。
2026年は、なんといっても11月の米国大統領選が大きなイベントです。基本的には選挙に向けて景気刺激策が発表されるケースが多く、選挙の年は前年からの上昇を引き継ぎやすいという経験則があります。さらにFRBの金融政策として数回の利下げが予想されており、大きな方向転換がない限りは株式市場に追い風となるでしょう。世界的なAIブームも継続しており、今年もハイテク関連銘柄が相場をけん引する展開が期待されます。
一方で、個人的に警戒しているのが為替相場です。高市政権による積極財政政策の副作用として日本円の信認が低下し、ドル円は現在155円程度で推移しています。日銀は米国とは逆に利上げを実施していますが、本来なら金利上昇は円高要因となるはずなのに円安がなかなか止まりません。円安が続けば輸入大国である日本は物価上昇が避けられず、暮らしへの悪影響がさらに広がる可能性があります。
2021年以降、ドル円は100円台から150円台まで円安が進みました。これを「50円の円安」と捉えるのではなく「50%の円安」と考えるべきです。155円は16%円安で180円、30%円安で200円、50%円安になれば232円に達してしまいます。すでに1円の価値は下がっており、1円の変動は1%ではありません。
円安は運用面ではプラスに働きやすいものの、実生活への悪影響が大きくなりつつあります。今警戒すべきは円安です。お金持ちになるのではなく、真に「裕福になる」ためのアドバイスをお届けできるよう、今後も尽力してまいります。本年もよろしくお願いいたします。皆さまにとって2026年が健やかで実りある一年となりますように。
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