昨晩の米国CPIが発表されました。市場予想とは違う方向へ進んだため、報告をさせていただきます。
https://www.investing.com/economic-calendar/cpi-733
(出典:Investing.comより)
前回お送りしたメールの時点では、インフレ(消費者物価)沈静化が予想されており、CPIの結果を受けて21日のFOMCでは0.75%の利上げとなるというコンセンサスとなっていました。CPIの結果は事前予想の8.1%を上回る8.3%となり、まだまだ物価上昇懸念がぬぐえないということから、0.75%の利上げではなく1.00%の利上げになるのではないかとの懸念から市場は大幅下落、NYダウは今年最大の下落となりました。
(出典:Nikkei225jpより)
利上げ懸念から米国10年債利回りも上昇しています。
(出典:Nikkei225jpより)
為替も再び144円台に突入しました。
(出典:Nikkei225jpより)
前回メールで申し上げたように、結局相場は米国金融政策に左右されており、今後もここが焦点となります。ロシアウクライナ情勢やコロナ感染拡大等は相場に大きな影響を与えていません。
21日のFOMCで1.00%利上げが決定すれば悪材料出尽くしとして、相場上昇となる可能性もあるかなと思います、底が拾えるかもしれない。ただ、市場関係者の見通しも現状かなり割れています。
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