いつもお世話になっております。
本日の日経新聞に株・為替に関する見通しが多く掲載されているため、個人的な意見を含めて考察します。
下期為替想定、105円が7割 主要製造業 営業益1520億円減少
まず為替について、主要企業102社の2020年度末想定為替レート集計データが公表されました。
平均値が105円40銭となり、前年同期の実績値(108円81銭)と比べ、3円ほどの円高水準を想定しています。
記事にある、「ワクチン開発期待→リスク選好→ドル売り(円買い?)」というロジックは私にはよく理解できませんが。。。
様々な要因がありますが、以前よりお話している民主党政権による巨額財政出動→財政悪化懸念→ドル売りという流れは想定できるのではと思います。
ただ、直近の103円台の時の押し返しに見られるように、100円に近づくゾーンでは大量の指値買い注文が入っていることも考えられ
極端な円高進行は考えにくい部分があります。
中期的には現在の水準(105円以下)はドル買い推奨ラインではないかと個人的に考えています。デイトレなら考え方は変わりますが。
日経平均2万7000円も 29年半ぶり高値、市場の見方 「緩やかなドル安」の声
各社ストラテジストの2020年度末の各種指標予想が記載されています。
コンセンサスとしては、下記のようになっています。
- 日米ともに株高
- 若干ドル安方向
- 金利上昇予測→横ばいへ?(イエレン効果)
直近の目立ったニュースとして、イエレン前FRB議長の財務長官就任観測が相場に影響を与えています。
彼女はFRB議長時代、金融緩和には積極的な姿勢を見せてきました。
大幅な金利上昇を抑制する政策を推進する可能性が考えられるため、為替や債券市場を落ち着かせることが期待できます。
正直な話日本の証券会社時代は、会社の方針もあり思ったことを言えない時もありました。ちなみにそれが転職の大きな理由の一つですが。
ドル安は基本的に日本の投資家にとってネガティブに働くため、ポートフォリオ次第では見直しをする必要もあるかと思います。
セカンドオピニオンとしてのご相談も承りますので、気になる点がある方はぜひお気軽にお声掛けください。
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