いつもお世話になっております。
今回は、このところ新聞でよく見る「ESG」についての考察と
「SDGs」との関係性について記載いたします。
まずそもそもESGとは
Environment:環境、自然環境に対する取り組み
Social:社会、社会環境に対する取り組み
Governance:ガバナンス、経営体制に対する取り組み
の頭文字を取ったものであり、企業の持続的な成長を目指すために必要な要素と言えます。
近年では財務情報だけではなくESGに対する取り組みを加味した投資先選定が重要視されており
この投資手法は「ESG投資」と呼ばれています。
これまではESGに対する取り組みが運用パフォーマンスに与える影響はさほど大きくなかったものの
SDGsの浸透もあり、注目を浴びるキーワードの一つとなっています。
SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、日本語では「持続可能な開発目標」のことです。
2015年に国際連合で、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、
国連加盟193か国が参加して2030年を年限とする17の目標と具体的な169のターゲットを定めました。
丸いカラフルなバッジを付けている方も多いかと思います。(私も日興証券時代に着用してました)
(出典:国際連合広報センターHPより)
SDGsで定められた目標を達成するために必要な要素としてESG投資を実践する投資家が増加しています。
投資パフォーマンスにも影響を与えています。(青:S&P 500 ESG Index、赤:S&P 500 Index)
(出典:Bloombergより山田作成)
日本国内では年々この動きが加速しており、直近でも下記のような記事が出てきています。
中長期的な投資テーマとして如何に重要かご確認いただけるかと思います。
日本生命、全資産にESG審査 国債・国内融資に対応
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65233620Q0A021C2EE9000/
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