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いつもお世話になっております。

今回は大統領選を受け、あくまでバイデン氏(民主党)勝利という前提のもと、

保有資産の見直しのキッカケとしてお考えいただきたい件をシェアさせていただければと思います。

直近情報メールをお送りしましたが(NWB口座保有者のみ)、米国大統領選の結果が相場にも大きな影響を与えています。

弊社CIOによるハウスビューでご紹介致しました債券についての見通しは下記になります。

【債券(金利)】

l  歳出膨張による国債増発懸念から債券は下落、利回りは上昇。

l  金利は長期ほど上昇して、利回り曲線はベアスティープ化。

l  クレジットスプレッドは、金利上昇とともに拡大傾向へ。

バイデン氏、つまり民主党政権となれば大きな政府として財政出動が見込まれ、それに伴う国債増発からの金利上昇という見方が一般的です。

特に長期ゾーンの金利上昇が考えられ、そこに該当する債券等には単価下落のリスクがあります。

例えばPreferred Securities Fundについて考えると、10年超のゾーンが全体の86%、特に20年超のゾーンは70%超となっており

金利上昇による単価下落等、影響を受ける可能性があります。

加えて言えば、組入銘柄には金融機関が多く占めており、規制強化による金融機関への影響も少し出てくる可能性もあります。

下記は当該ファンドの5年チャートです。

ここ数年の強力な金融緩和による低金利環境において、ファンド価格は順調に上昇してきました。

コロナ相場により基準価額は3割ほど急落したものの、直近ではコロナ前高値を回復するところまで来ています。

今後すぐに下落方向に向かうということは考えにくいですが、

これまでのような超低金利下の恩恵を受け続けるということはないのではないかと考えています。

債券系のファンドのうち長期ゾーンの比率が高いポートフォリオとなっているものについては、おそらくここ数年で価格が上昇していると思いますので

一度利益確定の売却し、バイデン相場に適した銘柄に切り替えることを検討すべきかと考えています。(これは個人的意見です)

米国の政権が変わるということは当然ながら非常に大きな出来事です。ポートフォリオを見直すタイミングとしては最適かと思います。

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