最近立て続けに情報メールを送っておりますが、ご容赦ください。相場に動きがみられる際には情報提供・サポートに注力するべきだと思い。
特に今晩3月7日(金)は雇用統計や各FRBメンバーの発言機会があり、場合によっては相場が上下に大きく動く可能性があります。
今回はリスクヘッジの方法として、ブル型ETFの活用方法というテーマでお話しします。
昨今の情勢ではトランプ大統領の関税政策や外交政策により株式市場にも影響がでており、ロジックでは測れない展開となってきています。
中長期的な株価上昇見通しは変わりませんが、短期的には不安定、目先の株価下落を懸念されている方も少なくないのでは。
そんな時にとれる方法として、売却して現金化ということもできますが、そのほかにブル型ETFの活用を検討することもできます。
例えば株式ファンド10万ドル、現金10万ドルの合計20万ドル分を預けているとします。
短期的に相場の先行き不透明なタイミングがあったり、目先に重要な政治的イベントが控えていてどっちに振れるかわからないなどボラタイルな状況において、リスクヘッジを検討することができます。その場合、③のように現金化すれば相場の上下の影響を受けず資産を守ることができますが、それ以外に⑤のベア型ETFの購入という方法があります。⑤は保有資産の逆の動きをするポジションを追加することにより損益を通算することができるため、相場が上がっても下がっても損益ゼロとなります(手数料やヘッジ対象資産については未考慮)。
両者の大きな違いとして、⑤は「持っているものを売らなくてよい」ところはメリットといえます。ほとんどのお客様は含み益の大きな株式ファンド持っていると思います。リスクヘッジの方法として③現金化を選ぶと、保有ファンドを売却する必要があり、日本居住者の場合は円換算の利益に対して申告分離課税の必要がありますし、仮に買い戻したくなったときは購入手数料が発生します。⑤の場合は保有ファンドを売却せずともリスクを低減でき、相場反転上昇見込みが出てきた際にはヘッジ資産をポートフォリオから外すだけで値上がり局面についていくことができます。どちらの方法もリスクヘッジができますが、それぞれメリットデメリットがあることを考慮する必要があります。そして、多くの方は⑤の方法にメリットがあると思います。
個人的な相場の見通しとしては、1-3か月程度の短期的な相場変動大(下落)からの、相場上昇トレンドへ転換と考えているので、⑤のあと②にして、徐々に①にシフトしていくのがよいバランスではないかと考えています。完全に下落すると信じている場合は④でもよいですが、ちょっとリスキーかも。正直これはポートフォリオに対する考え方や見通しにより変わります。
ポートフォリオは十人十色なので、すべての人に同じことが当てはまるわけではありません。しかし、リスクヘッジの方法を事前に知っておくことは重要であり、ポートフォリオに合わせたリスク低減を検討してみるのもよいのではと思います。
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