各国の金融政策の雰囲気が少し変わってきたかもしれません。
- カナダ中銀は市場予想0.75%に対して0.5%の利上げにとどめた
- ECBは金利引き上げに対してハト派的発言
- 米国10年国債利回りは節目である4%割れ
あくまで11月1-2日のFOMCとパウエル議長の会見次第にはなると思いますが、世界的に協調した金利上昇抑制方向に動く可能性があります。その後の11月8日の米国中間選挙や11月10日のCPIの動向にも注目が必要です。
直近の米国ハイテク銘柄の決算によりナスダック中心に相場軟調となっていますが、相場転換の兆しは見えてきています。
債券は金利が高いうち(購入価格が安いうち)に早めに買っておくことが推奨されると思います。
株式はまだ不安材料がありますが、年末にかけて上昇期待、押し目は買いのスタンスが良いと思います。
ドル円は金融政策次第ですが、以前よりも円高方向のバイアスがかかりやすくなっています。
追記(日本時間16時50分)
日銀の金融政策決定会合を経て、現在黒田日銀総裁が会見にて改めて利上げを否定。小動きですが、円安ドル高、日本国債に買い(金利は低下)方向に進んでいます。
日本円側の要因としては円安材料と判断された状態ですが、米ドル側の要因としてFOMCによるパウエル議長の発言の方が相場に与える影響が大きくなります。
No responses yet