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安倍元首相の衝撃的なニュース等の陰で様々な社会情勢の変化がある中、ユーロの為替市場の動向についてはご存じでしょうか。

ユーロ円は直近で137円程度で推移しています。

(出典:nikkei225jp.comより)

ドル円も137円程度で推移しています。

(出典:nikkei225jp.comより)

ということで、ユーロは対ドルで等価(パリティ)となっています。ユーロドルは一時、1割れしています。

(出典:nikkei225jp.comより)

この要因と言われているのがドイツの貿易収支です。資源価格の上昇等により、約30年ぶりに赤字転落となりました。

ロシア産天然ガス供給停止やノルウェーの石油ガス労働者によるストライキ突入など、下押し材料が目白押しとなっています。

(出典:JP pressより)

ただし、足元の原油価格は下落しつつあります。貿易赤字解消に向かえばよいのですが。

(出典:nikkei225jp.comより)

この動きに対して、日本人投資家の資産防衛・通貨分散という観点から見れば、、、

ドルとくらべてユーロは比較的割安と言えるかもしれません。仮にユーロドルが1.1程度まで戻るのであれば、ユーロ円は150円近くまで上昇することとなります。

金融資産の日本円への集中から、外貨資産の積み増し・通貨分散を図るのであれば、ここまで下がってきたユーロの購入・運用も一部検討してよいかと思います。

ただし、ユーロが売られている理由となっているドイツの貿易収支の改善や、ECBの金融政策の動向に注意する必要があります。特にECBについては構造上、一枚岩ではないからです。

別件ですが、今晩米国で発表される消費者物価指数(CPI)が、全体的な相場に対する今月一番の注目となる経済統計となります。

個人的には今月をピークに来月からは落ち着くのではないかと思っています。中国の景況感悪化懸念から原油や銅の価格が下落していることもありますし。。。

こちらについても別途メールを作成する予定です。相場の転換点になる可能性があります。

よろしくお願い致します。

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