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いつもお世話になっております。

本日は、下記記事についての考察をします。

機関投資家が買うビットコイン、3年ぶり最高値更新

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO66842990R01C20A2000000/?gift=g2ls5fybQFqjA5MTA0NTIyMzCkOXFLdtkr77y5772B772N772B772E772BIO-8tO-9ge-9i–9he-9iO-9ie-9ku-9j2QB.6QXvqeZV

記事にもあるように12月1日、ビットコインが19,800ドルを突破し、3年ぶり最高値更新をしました。

(出典:Bloombergより山田作成)

2017年にもバブルと形容される上昇をみせました、しかしその後1/5程度の価格まで大暴落した経緯があります。

今回も同じような暴落が起きるかというと、必ずしもそうとは言い切れないのではないかと思います。(もちろん警戒は必要ですが)

理由として、今回の上昇の理由が前回とは少し異なるからと考えています。

今回の上昇要因の主な理由は2つあると思います。

  1. 大規模金融緩和による金余り
    以前より何度も申し上げていることですが、コロナ禍において各国中央銀行主導で大規模金融緩和がなされています。
    要するに、金余りです。
    その溢れた資金が伝統的投資資産である株や債券以外にも振り分けられ、仮想通貨にも大量に流れていると考えられます。
    この金融緩和の状態がすぐに解消することは考えにくく、需給面の急落は起こりにくいかと思います。
  2. 機関投資家の参入
    記事にもあるように、機関投資家による大口の資金流入が目立ってきているようです。
    富裕層中心に仮想通貨ファンドに注目が集まっていることもありますが、仮想通貨そのものがビジネスに組み込まれているケースもあります。
    米電子決済大手のペイパルやスクエアで簡単に購入ができるようになったり、実際の決済通貨としての利便性が高まっていることも要因として挙げられます。
    さらには主要通貨下落に対するヘッジ目的に利用されることもあり、トルコリラなど価格が急落した通貨からの資金流入も顕著に見られます。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59533450V20C20A5000000/

金融緩和による下支え効果と、ビットコイン自体の利便性向上による機関投資家からの買いによる上昇要因という点で2017年とは同じ状況とは言えないため

同じような急落は起きにくいのではないかと考えます。(正直その他のセキュリティ面や裏付け資産に対するリスク要因等あるので、あくまで弱気材料が少なくなったという意味でしかないですが。。。)

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