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新年あけましておめでとうございます。

1986年の寅年生まれの私は、今年36歳の年男です。引き続きお力になれるよう尽力いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年の相場見通しですが、良くも悪くも相場のボラティリティが大きな年になるかと思います。

従前より申し上げていますように、米国金融政策の影響から上昇相場への追い風は継続すると考えています。ただし、政策のスピード感には注意が必要で、相場上昇や下落局面には大きな動きをする可能性があると思います。

また、今年は日本で参院選、米国では中間選挙を控え、政治イベントが控えています。現状はいずれも想定通り与党の勝利となると推測されますので大きな波乱にはならないかと思いますが、注目材料の一つとなります。

私の考える今年採るべき投資戦略は、「売買のための流動性(待機資金)の確保」と「外貨資産積み増し」です。

ボラタイルな株式マーケットになるのであれば、トレーディングによるキャピタルゲイン確保に向いている相場になると思います。相場が過熱した時には売却する、売りたたかれたタイミングでは購入できるよう待機資金を用意しておくことが良いと考えます。

そのために、今のうちに売買対象銘柄を絞っておく必要があります。保有銘柄のうち売却候補銘柄はどれか。相場下落時に購入する銘柄はどれか。タイミングはいつ来るかわかりませんが、来た時のために備えておくことが重要です。

個人的に、投資テーマとして考えているのは下記3点です。

  1. EV(電気自動車)
  2. 半導体
  3. VR(仮想現実)

昨年12月、トヨタ自動車の豊田章夫社長はEVの本格的な資本投入を発表しました。

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36428939.html?padid=ag478_from_pickup

2030年には世界で30車種のEV投入、EV開発に4兆円を投資と、EV事業への注力を表明。会見の映像を見られた方も多いのではないでしょうか。

こういった成長産業への投資が加速することが考えられるため、関連業種含めた投資戦略を推奨します。

もう一点、外貨資産、特に米ドル資産の積み増しを推奨します。

為替は116円を超え、米ドル資産の円転を検討されている方もいらっしゃるかと思います。ですが、今年の金融政策の見通しを考えれば、米ドルはさらに高くなることが想定されます。ドル円は今年、120円超で推移すると思っています(個人的見解)。それほど、米国金利高と金融引き締めの効果は出やすいかと考えます。

円安に加えてインフレの影響で日本国内の物価上昇は進む可能性があります。資産保全のためにも外貨資産(特に米ドル)の積み増しをご検討ください。

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One response

  1. 貴KGIでは、(NWB時代に)中国関連の投信をポートフォリオの一部として購入させていただき、また、台湾系ながら貴オフィスは香港であると理解しております(私の認識が間違い無ければ)。

    欧米の中国への政治的圧力(賛否ありますが、事実として)や、あるいは中国の香港への圧力(新聞社の弾圧など)、習国家主席の国内引き締め(共産思想回帰?)がありますが、こうした動きが、①お預けしている資産全体の保全性、あるいは②中国関連投信にどのような影響があるのかないのか、というのは、予測が難しいものでしょうか?

    EVは世界的な流れですね。記憶はうろ覚えですが、「実は、ガソリン車か電気自動車か、どちらが普及するかは(当時も)時の運だった」というような説がどこかの本にありました。電気とガソリンが、そんなに微妙な技術の違いなら、今後のストーリー/政策次第では、EVが家電のように急速に普及することが期待できます。EUでの「原発はグリーン」というのもそのひとつだと思います。
    一方、冬の日本の道路では、EVは発熱しないため、車のあちこちが凍結したり、渋滞でバッテリーが上がる危険性も指摘され始めていますね。原発の稼働割合が小さく、CO2削減にあまり効果的でなさそうなこともネックです。日本特有の問題かもしれませんが。

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