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いつもお世話になっております。

本日は、緩和マネーと株価上昇の期待についての考察をいたします。

以前よりお話している内容と重なりますが、ご了承ください。

リーマンショック以降、主要中央銀行のバランスシートは以下のとおりです。

2008年に4兆ドルに満たなかった総資産額増加の一途をたどり、現在は約5倍の20兆ドルに膨れ上がっています。

いかに世界中に緩和マネーが溢れているかが見て取れると思います。

(出典:Market Insights (J.P. Morgan Asset Management))

膨れ上がったマネーは直近では株式ではなく、債券への流入過多となっているようです。

更に、2013年以降のネット(正味の)資金流入額累計では、上記の中央銀行のバランスシートと比較しても増加額は多くはありません。

(出典:Market Insights (J.P. Morgan Asset Management))

これは繰り返しになりますが、直近のMMF(運用待機資金)の残高は積み上がりをみせています。

コロナショック第二波による下落したタイミングを狙っている投資家心理が、透けて見えるような気がします。

(出典:Market Insights (J.P. Morgan Asset Management))

コロナによる下落以降のの株価は既に回復しているため、直近の戦略に関しては

短期的なサヤ取りを狙うよりも中長期的な投資に向いているのではないかと思います。

需給面では大きな下落が期待できないため、下がったところを買うという戦略が期待しづらく

時間経過とともに株価上昇の可能性が考えられるため、今のタイミングでエントリーすることは良い判断となり得ます。

上記の表で言うところの、2009年以降の上昇相場も期待できると思います。

皮肉を言えば、世界的な金融緩和の影響で実際の企業業績とは釣り合わない官製相場が今後も続くことが予想されますが

そうであればその相場に乗ることが、賢い運用の一つと言えるのではないでしょうか。

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