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本日はこちらの記事についての考察をいたします。

日経平均500円安、止まらぬ米金利上昇 FRB静観に警戒

https://r.nikkei.com/article/DGXZQOGD042O20U1A300C2000000/?gift=g2ls5gQFi7qjA5MTA0NTIyMzCkUDhVcNkr77y5772B772N772B772E772BIO-8tO-9ge-9i–9he-9iO-9ie-9ku-9j2QB.ZGBN32bg

米国金利は相場を見る上で非常に重要な項目の一つです。

一般的には米国10年もの国債の利回りを参照しますが、これが直近上昇傾向にあります。

(出典:StockBrainホームページより)

金利は株や為替などの金融指標と違い、各国の中央銀行次第で基準となる値が決められます。米国であればFF金利です。

その基準となる金利をもとに経済情勢が加味されて、上記のように米国長期金利などが変動します。

今何が起きているかというと、コロナワクチンの普及や大型経済対策による景気好転期待が持てる環境になったということで米国の基準となる金利を上げる可能性があり、

市場は先に反応したため米国長期金利が上昇しているという状況です。(実際はまだFF金利は変動していない)

金利が上昇するとなると、基本的には下記影響があります。

  1. ドル高(円安)になりやすい
    一般的に金利が高い通貨は相対的に魅力が増すため、買われて通貨高になりやすい
  2. 債券が売られやすい
    一般的に既存の固定利付債について、実勢金利が上昇する場面では価値が下がる
  3. 株は場合による
    一般的に金利上昇は借り入れコスト増につながり、株価下落要因となりやすい
    ただし中央銀行が金利上昇政策に舵を切るほど実体経済が良い場合は株価上昇となるケースも

上記の”なりやすい”は今の相場の動きとおおむね一致しています。非常にロジカルな相場が続いています。

株にとって一番良くないのは金利の急上昇急低下であり、今起きている事象は米国金利の急上昇に該当します。

最近たまに発生する日経平均株価急落は、この金利の急変が理由となっています。

今晩アメリカでパウエルFRB議長の発言が予定されていたり、明日の米国雇用統計など金融政策の方向性が推察できるスケジュールがあるため

このあたりの動向を確認し、ご案内に繋げていければと考えています。

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