昨晩のFOMCで、0.75%の利上げが発表され、FF金利は3.25%となりました。パウエル議長の会見での発言は前回のジャクソンホールの繰り返しのような内容となり新しい材料はそこまでなかったような印象ですが、どちらかと言えばタカ派寄りかと思います。
https://jp.reuters.com/article/fomc-idJPKBN2QM1SK
昨日のメールでお送りしたアクション表でいえば、結果はD含みのACでした。NYも昨日は上下をしましたが、最終的に下げて終わっています。
A: 0.75% | B: 1.00% | |
C: タカ派発言 | 様子見、まだ下もある | 待ち、悲観売りになるか |
D: ハト派発言 | 買い、上昇トレンド入り? | 様子見、押し目かも |
将来の金利動向を示すドットチャートからみれば、金利は2023年をピークとなり、2024年以降は低下していくとみられています。パウエル議長は2023年までは利下げを想定していないと発言しています。
http://fingfx.thomsonreuters.com/gfx/rngs/USA-FEDFUNDS-LJA/01005028054/index.html
(出典:Reutersホームページより)
私の印象は、パウエル議長の発言の割には下落してないなと思いました。引き続きインフレ抑制に尽力する内容を述べられたわけですが、将来的な金融政策のメドが見えてきたことは好材料です。安心感とまでは言わないものの、悲壮感で覆われているわけでもない。
過去の下落局面と大きく違うのが、FRBの金融政策に左右される金融相場となっており、FRBとしては景気を悪化させて物価を落ち着かせようとしている状況。FRBが相場をコントロールしているとも言えます。これはバブル崩壊やリーマンショックのような下げではありません。
金融政策から見れば2023年中には利上げの打ち止めが想定され、反転上昇になるタイミングが来ると思います。きっかけとなる出来事がないのですが、相場上昇につながる好材料は下記含めいくつもあります。(きっかけがなかなかないのですが。。。)
好材料 | コメント |
原油価格など足元の商品市況は落ち着いている | ただし、最終価格への反映は遅い |
購入待機資金が積みあがっている | MMF残高推移についての記事 https://moneyworld.jp/news/06_00022689_news |
日米についてはEPSが増加、予想PERは割安 | 下落している株価がキャッチアップするか |
FRBは将来的な利下げ余地がある | 2024年以降 |
短期的には相場変動の大きい場面ですが、2023年の株高期待が持てると思います。
できるだけいいタイミングで仕込んでおきたいですね。資産運用に意識をもつ頃合いになっていると思います。
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