前回お話しした米国金融政策についての続報です。
昨日FRBはFOMCでテーパリングの加速(月150憶ドル→300憶ドルの縮小にペースアップ)を決めました。また、2022年からの利上げについてはテーパリング終了後に実施、年3回と予想されています。量的縮小についての具体的な言及はありませんでした。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN140100U1A211C2000000/
FOMCの発表が市場予想とおおむね一致したことから昨晩のNYと本日の日本含むアジア株式市場は堅調に推移しています。ただし、物事のペースが速まることは良いことばかりではありません。特に前回警笛を鳴らしたハイイールド債(特にアジア、特に中国)と、新興国株式投資については注意すべきと思っています。ここから1年以内に利益を確保するなど処分したほうが良い可能性があります。
前回のメールで「米国中心の株式ポートフォリオの形成には適した時期が、ここ3年は続くと考えています。」と述べました。いい環境は続くと思いますが、「ここ3年」ではなく「少なくとも1-2年」に修正させてください。良いことも悪いこともペースが速まる可能性があります。
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